東洋医学科

古代中国で起こり、発展し、日本に伝えられ日本の風土のなかで発展した医学(漢方医学)の総称です。
東洋医学とは様々な経験から、その人がいまどのような体の状態なのかというのを見極め、その人の性格・体質・食生活・精神的な状態などを総合的に捉えていき、病気や怪我などに対向していくための、ひとり一人にあった漢方薬を使用した治療を行っていきます。
要するに東洋医学は、

★新陳代謝
★自然治癒能力

などを用いた、体全体へのアプローチです。
東洋医学では胃潰瘍、高血圧など病名に対して治療するのではなく、患者さまの体の状態をみて
「証(しょう)」(体質・気質)といわれる全身の状態を診断した上で患者さまに最適な漢方薬を処方いたします。

漢方薬とは

漢方とは化学物質を用いた病院で処方されるお薬とは異なり、あくまでも自然界に存在する天然の生薬を用いて、人が持っている本来の健全な身体機能を取り戻し、自然治癒力の向上をはかる治療薬といえます。現代の漢方治療は長い歴史と経験、そして医学的理論を基礎に確立したものです。

漢方に適した疾患・症状

漢方は様々な不定愁訴を含め、以下の疾患に効果があります。

  • アトピー性皮膚炎や気管支喘息、金属アレルギー、食物アレルギーなどのアレルギー疾患
  • 化学物質過敏症、電磁波過敏症などの過敏性疾患
  • 湿疹、蕁麻疹、にきびなどの皮膚科疾患
  • 糖尿病、高血圧、高脂血症、痛風などの生活習慣病
  • 不整脈、動悸、息切れなどの循環器科疾患
  • 過敏性腸症候群などの胃腸科・消化器科疾患
  • めまい、しびれ、頭痛
  • 冷え性、肩こり、腰痛、花粉症
  • リウマチ、多発性硬化症
  • 疲労感、体質改善 など